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10の220乗2005-11-06 Sun 21:35
コンピュータの進化はめざましい――などと言うと「今さら何を……」とおっしゃられる方も多いかもしれませんが、今日は時事ニュースということで、こんな話題はいかがでしょうか?
タイトルにもある「10の220乗」これなんだか分かります? ある大学教授が弾き出した数字なのですが、10の220倍じゃないですよ? 220乗。 10の2乗が100。 10の3乗が1000。 10の4乗が10000。 10の220乗は1の後ろに“0”が220個並ぶということです。 日本の単位で言えば、たぶんもう無量大数とかの領域でしょう……、とにかく馬鹿デカイ数字。 これ実はですね――将棋の初手から終局までに可能な指し手の数、なのだそうです。 いまいちピンと来ませんか? 将棋が全然分からない人は「?」だと思いますが、要はですね――勝ちも負けも関係なく、良い手悪い手も関係なく、全ての考えられる指し手のパターンが10の220乗通りある、ということです。 で、この数字がどうしたのさ、と思う人もいると思いますが、こないだYahooニュースのトピックスから辿り着いたのが『日本将棋連盟がプロ棋士に対し、「許可なくコンピューターと対局することを禁ず」とのお触れを出した』という記事。 将棋ソフトがかなり強くなってきてしまったせいで、もしかするとプロ棋士が負ける可能性が出てきたために、こういうことになったそうです。 これ聞いて、もしかすると「え? まだ人間の方が強いの?」くらい思った人いません? いませんかね……。 いやさ、実はチェスはもう人間では太刀打ちできないんですよ、コンピュータに。1997年に、世界チャンピオンと戦ったソフトが勝ってしまってます。 ちなみにチェスの可能な指し手は10の120乗。 僕が高校生の時に、叔父さんから「将棋は世界一難解なテーブルゲームなんだ」と聞いた記憶がありまして。 チェスと将棋の最大の違いは「取った駒が使える」という点。その一点のみで、ここまで指し手のパターンが違うんですねぇ。 それを聞いて以来、将棋指しを密かに尊敬しています。凄い人たちですよ、彼らは。 しかし、そんな将棋界もいよいよコンピュータに王者を奪われてしまう時代が来たなんて――と思って、ちょっと感傷的になってしまいました。 まだまだ人間に頑張ってほしい――ニックでした。 |
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