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10の220乗

 コンピュータの進化はめざましい――などと言うと「今さら何を……」とおっしゃられる方も多いかもしれませんが、今日は時事ニュースということで、こんな話題はいかがでしょうか?

 タイトルにもある「10の220乗」これなんだか分かります?

 ある大学教授が弾き出した数字なのですが、10の220倍じゃないですよ? 220乗。

 10の2乗が100。
 10の3乗が1000。
 10の4乗が10000。

 10の220乗は1の後ろに“0”が220個並ぶということです。

 日本の単位で言えば、たぶんもう無量大数とかの領域でしょう……、とにかく馬鹿デカイ数字。

 これ実はですね――将棋の初手から終局までに可能な指し手の数、なのだそうです。
 いまいちピンと来ませんか?

 将棋が全然分からない人は「?」だと思いますが、要はですね――勝ちも負けも関係なく、良い手悪い手も関係なく、全ての考えられる指し手のパターンが10の220乗通りある、ということです。

 で、この数字がどうしたのさ、と思う人もいると思いますが、こないだYahooニュースのトピックスから辿り着いたのが『日本将棋連盟がプロ棋士に対し、「許可なくコンピューターと対局することを禁ず」とのお触れを出した』という記事。

 将棋ソフトがかなり強くなってきてしまったせいで、もしかするとプロ棋士が負ける可能性が出てきたために、こういうことになったそうです。

 これ聞いて、もしかすると「え? まだ人間の方が強いの?」くらい思った人いません? いませんかね……。
 いやさ、実はチェスはもう人間では太刀打ちできないんですよ、コンピュータに。1997年に、世界チャンピオンと戦ったソフトが勝ってしまってます。

 ちなみにチェスの可能な指し手は10の120乗。

 僕が高校生の時に、叔父さんから「将棋は世界一難解なテーブルゲームなんだ」と聞いた記憶がありまして。
 チェスと将棋の最大の違いは「取った駒が使える」という点。その一点のみで、ここまで指し手のパターンが違うんですねぇ。

 それを聞いて以来、将棋指しを密かに尊敬しています。凄い人たちですよ、彼らは。
 しかし、そんな将棋界もいよいよコンピュータに王者を奪われてしまう時代が来たなんて――と思って、ちょっと感傷的になってしまいました。

 まだまだ人間に頑張ってほしい――ニックでした。 

テーマ:日記 - ジャンル:日記

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